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【市況】ソニー傘下のバンジー社でスタッフ解雇

 人気ゲームタイトル「デスティニー2」を開発したソニーグループ<6758>傘下のゲームスタジオであるバンジー社が何人かのスタッフを解雇した。ブルームバーグが従業員宛の電子メールを元に伝えた。人数は明らかになっていない。

 バンジー社のパーソンズCEOは「従業員は本日、いくつかのニュースを耳にすることになる。きょうの出来事について話し合うためのチームミーティングが後日開かれる」と電子メールで述べたという。

 バンジー社は「デスティニー2」の拡張版「ザ・ファイナル・シェイプ」の発売を2月から6月に延期し、次回作「マラソン」も2025年にずれ込んでいる。

 2022年初頭にバンジー社を36億ドルで買収したソニーは今年に入ってから、プレイステーション部門全体で人員削減を進めている。同部門は今年、主要なプロデューサーを数名失い、プレイステーションの責任者であるライアン氏も3月での退任を発表している。

 2023年はヒット作に恵まれた年であったにもかかわらず、ゲーム各社がコスト削減を図ったため、これまでに数千人のゲーム関係者が解雇されている。先月はエピック・ゲームズ社が約900人の人員削減を実施していた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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