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【材料】コマツが急反落、今期最終益は一転過去最高の見通しも市場のコンセンサスを下回る

コマツ <日足> 「株探」多機能チャートより
 コマツ<6301>が急反落した。前週末27日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。最終利益の見通しはこれまでの2990億円から3400億円(前期比4.2%増)に引き上げた。減益予想から一転して過去最高益を計画する。年間配当予想は5円増額して144円(前期比5円増配)に修正した。ただ、修正後の最終利益予想は3700億円前後とする市場のコンセンサスを下回っており、これが株価に下押し圧力を掛ける要因となったようだ。

 売上高は3兆3820億円から3兆6600億円(同3.3%増)に予想を見直した。建設機械・車両部門は北米や中南米を中心に売り上げが増加したほか、販売価格の改善や円安効果も収益を押し上げた。下期は一般建機の需要減速を見込むものの、鉱山機械の需要は引き続き堅調に推移すると予想する。10月以降の想定為替レートは1ドル=135円、1ユーロ=148円とした。4~9月期の売上高は前年同期比12.6%増の1兆8229億9400万円、最終利益は同26.4%増の2055億4800万円だった。

出所:MINKABU PRESS

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