【市況】10月27日のNY為替概況
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27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、150円07銭から149円52銭へ反落し、引けた。
連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している米9月コアPCE価格指数が前年比で鈍化基調を維持し利上げ終了に近づいたとの思惑が強まりドル売りが優勢となった。日銀金融政策会合を控え政策修正への警戒感で円買いも強まった。中東情勢激化の思惑も一時緩和したが引けにかけたイスラエル軍地上戦拡大報道を受け再開しリスク回避の円買いに繋がった。
ユーロ・ドルは1.0535ドルまで下落後、1.0597ドルへ上昇し、引けた。
ユーロ・円は、158円57銭から157円92銭まで下落した。日銀の政策修正への警戒感やイスラエル軍がガザ地上部隊拡大との報道を受け円買いが優勢となった。
ポンド・ドルは、1.2106ドルから1.2162ドルまで上昇。
ドル・スイスは、0.9000フランから0.9035フランまで上昇した。中東情勢悪化懸念の緩和で安全通貨フラン買いも一段落。引けにかけてイスラエル軍がガザ地上部隊拡大との報道でフラン売りも後退。
《KY》
提供:フィスコ