【材料】メタが決算受け下落 24年に慎重な見方を示す 広告収入は好調=米国株個別
(NY時間09:34)
メタ<META> 288.79(-10.74 -3.59%)
メタ・プラットフォームズ<META>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表。同社がその際の会見で、2024年の売上高に慎重な見通しを示したことが嫌気されているようだ。同社のリーCFOは会見で「われわれはマクロ環境の変動に大きく左右される。2024年の売上高見通しは不透明だ」と述べた。
ただ、決算は広告収入が好調で売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回っている。同社が人工知能(AI)とバーチャル・リアリティ(VR)に多額の投資を行いつつ、中核となる広告事業を改善できることを示した。
同社は昨年からの広告事業の苦境から回復しつつある。同社は数千人の従業員と幅広いプロジェクトを削減する一方、広告とAIを使ったアルゴリズムの改善に焦点を絞っている。ザッカーバーグCEOが社名を変更した仮想現実の世界であるメタバースについての話題は、特に懐疑的な投資家コミュニティの前ではあまり聞かれなくなった。
発表直後は決算の数字を受けて時間外で株価は上昇していたものの、会見を受けて下げに転じた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益:4.39ドル(予想:3.59ドル)
・売上高:341.5億ドル(予想:335.1億ドル)
広告収入:336.4億ドル(予想:329.4億ドル)
・営業利益率:40%(予想:33.9%)
・フェイスブック月間アクティブユーザー:30.5億人(予想:30.5億人)
・フェイスブック1日アクティブユーザー:20.9億人(予想:20.7億人)
・広告インプレッション数:+31%(予想:+29.6%)
・平均広告単価:-6%(予想:-8.9%)
(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:365~400億ドル(予想:387.6億ドル)
(通期見通し)
・総費用:870~890億ドル(従来:880~910億ドル)(予想:898億ドル)
・設備投資:270~290億ドル(従来:270~300億ドル)(予想:293億ドル)
(24年度通期見通し)
・総費用:940~990億ドル(予想:965億ドル)
・設備投資:300~350億ドル(予想:343億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
メタ<META> 288.79(-10.74 -3.59%)
メタ・プラットフォームズ<META>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表。同社がその際の会見で、2024年の売上高に慎重な見通しを示したことが嫌気されているようだ。同社のリーCFOは会見で「われわれはマクロ環境の変動に大きく左右される。2024年の売上高見通しは不透明だ」と述べた。
ただ、決算は広告収入が好調で売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回っている。同社が人工知能(AI)とバーチャル・リアリティ(VR)に多額の投資を行いつつ、中核となる広告事業を改善できることを示した。
同社は昨年からの広告事業の苦境から回復しつつある。同社は数千人の従業員と幅広いプロジェクトを削減する一方、広告とAIを使ったアルゴリズムの改善に焦点を絞っている。ザッカーバーグCEOが社名を変更した仮想現実の世界であるメタバースについての話題は、特に懐疑的な投資家コミュニティの前ではあまり聞かれなくなった。
発表直後は決算の数字を受けて時間外で株価は上昇していたものの、会見を受けて下げに転じた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益:4.39ドル(予想:3.59ドル)
・売上高:341.5億ドル(予想:335.1億ドル)
広告収入:336.4億ドル(予想:329.4億ドル)
・営業利益率:40%(予想:33.9%)
・フェイスブック月間アクティブユーザー:30.5億人(予想:30.5億人)
・フェイスブック1日アクティブユーザー:20.9億人(予想:20.7億人)
・広告インプレッション数:+31%(予想:+29.6%)
・平均広告単価:-6%(予想:-8.9%)
(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:365~400億ドル(予想:387.6億ドル)
(通期見通し)
・総費用:870~890億ドル(従来:880~910億ドル)(予想:898億ドル)
・設備投資:270~290億ドル(従来:270~300億ドル)(予想:293億ドル)
(24年度通期見通し)
・総費用:940~990億ドル(予想:965億ドル)
・設備投資:300~350億ドル(予想:343億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美