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【市況】株価指数先物【昼】 買い一巡後は一気に-2σ水準まで下押す


 日経225先物は11時30分時点、前日比100円安の3万900円(-0.31%)前後で推移。寄り付きは3万1160円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万975円)を上回り、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後には一時3万1210円まで上げ幅を広げる場面が見られた。しかし、その後は戻り待ちの売りに押される格好から下落に転じると、中盤にかけて3万550円まで売られた。終盤にかけてはショートカバーから下落幅を縮めており、3万900円台で推移している。

 日経225先物はボリンジャーバンドの-1σ水準で始まり、いったんはこれを上回ったものの、キープすることができなかった。反対に中盤にかけての下落により、-2σ水準まで下げている。米ハイテク株が買われた流れを引き継ぐ格好から、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買い先行で始まったものの、中盤にかけて下落に転じたことで、短期的な自律反発狙いのロングを外す動きに加えて、仕掛け的なショートが入ったようだ。ただし、-2σまで一気に下げ、終盤にかけての戻りを見る限りでは、ショートカバーは一巡したと考えられる。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.85倍に上昇した。一時13.94倍まで切り上がる場面も見られたが、値がさハイテク株が軟化するなか、短期的なNTロングを外す格好になったようだ。

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