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【市況】株価指数先物【昼】 3万2000円を中心とした狭いレンジでの推移


 日経225先物は11時30分時点、前日比60円安の3万1980円(-0.18%)前後で推移。寄り付きは3万2130円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2110円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。寄り付きを高値に下げに転じると、中盤にかけて一時3万1860円まで売られる場面が見られた。ただし、下へのバイアスは強まらず、終盤にかけては3万2000円を挟んだ狭いレンジでの保ち合いを継続している。

 日経225先物は、オプション権利行使価格の3万2000円を中心に、上下の権利行使価格である3万1875円と3万2125円辺りでの推移となっている。トレンドの出にくい状況であり、後場も3万2000円を挟んだ狭いレンジでの推移が続きそうである。また、エヌビディア<NVDA>など米半導体関連株の下落を受けて、売りが先行した東京エレクトロン <8035> [東証P]がプラスに転じるなど、仕掛けづらい需給状況と考えられ、短期的なトレードが中心になりそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.96倍に低下した。ただし、朝方に13.93倍まで下げた後は一時13.97倍まで戻す場面も見られた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の底堅い値動きのなか、NTショートを巻き戻す動きは継続しそうである。

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