【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ナレルＧ、古野電、丸三 (16日大引け後 発表分)

　10月16日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　ナレルＧ <9163> [東証Ｇ]　　★今期最終を8％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額
　◆23年10月期の連結最終利益を従来予想の14.8億円→16億円に7.7％上方修正。増益率が19.6％増→28.8％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。稼働人数の順調な推移に加え、契約単価が上昇することが上振れの要因となる。
　　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の90円→95円(前期は無配)に増額修正した。

　ＤＶｘ <3079> [東証Ｓ]　　★上期経常を35％上方修正
　◆24年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の2.4億円→3.3億円に35.2％上方修正。減益率が60.3％減→46.3％減に縮小する見通しとなった。売上高は計画を下回ったものの、販管費の一部に執行の遅れがあったことで利益は上振れした。

　古野電 <6814> [東証Ｐ]　　★今期経常を50％上方修正、配当も20円増額
　◆24年2月期の連結経常利益を従来予想の40億円→60億円に50.0％上方修正。増益率が54.3％増→2.3倍に拡大する見通しとなった。収益性改善の取り組みや円安効果で上期業績が計画を上回ったことに加え、今後も舶用事業の需要が底堅く推移することを反映した。
　　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の25円→45円(前期は25円)に大幅増額修正した。

　Ｂ＆Ｐ <7804> [東証Ｓ]　　★23年10月期の期末一括配当を5円増額修正
　◆23年10月期の期末一括配当を従来計画の38円→43円(前期は34円)に増額修正した。ROE(自己資本利益率)の向上を目指し、株主への利益配分を増やす。権利付き最終日の27日を目前に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。

　丸三 <8613> [東証Ｐ]　　★非開示だった上期経常は5.3倍増益へ
　◆非開示だった24年3月期上期(4-9月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比5.3倍の19億円に拡大する見通しと発表した。株式委託手数料などが増加し、21.1％の大幅増収を達成したことが寄与。

株探ニュース