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【市況】株価指数先物【昼】 シグナルは売られ過ぎだが、ロングは入りづらい


 日経225先物は11時30分時点、前日比540円安の3万660円(-1.73%)前後で推移。寄り付きは3万700円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万750円)にサヤ寄せする形で売りが先行した。売り一巡後に3万830円まで買い戻す動きも見られたが、短期的な自律反発にとどまり、その後は再びショート優勢の展開となっている。中盤にかけて3万570円まで売られる場面もあったが、テクニカル面での売られ過ぎも意識されやすく、終盤にかけて下げ渋る動きをみせている。

 日経225先物はボリンジャーバンドの-3σを割り込んできたため、売られ過ぎとの見方から短期的なリバウンド狙いのロングが入ってきたとみられる。ただし、ボリンジャーバンドの-3σは3万670円辺りで推移しているため、同水準での戻りの鈍さがみられるようだと、再びショートを仕掛けてくる動きを誘いやすく、ヘッジ対応のショートも入りやすいだろう。シグナルは売られ過ぎを示唆しているものの、押し目狙いのロングは入りづらい需給状況のため、後場も下へのバイアスが強まる展開には注意しておきたい。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.73倍に上昇した。上値抵抗線として意識されている25日移動平均線は13.78倍辺りに位置しており、バリュー株の利益確定が強まるなか、同線突破を狙ったNTロングへの意識が高まってくる可能性がありそうだ。

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