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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:霞ヶ関C、クスリアオキ、ライフネット

霞ヶ関C <日足> 「株探」多機能チャートより
■霞ヶ関キャピタル <3498>  7,390円  +1,000 円 (+15.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 霞ヶ関キャピタル<3498>がカイ気配スタート。3日の取引終了後、2021年10月に公表した26年8月期までの中期経営計画の修正を発表した。期間を5カ年から4カ年に短縮。26年8月期に営業利益200億円、純利益100億円にする当初の計画を1年前倒しし、25年8月期での達成を目指す。あわせて大幅な増配計画も示しており、好感されたようだ。コロナ禍を経てホテル需要が急速に回復するなか、アパートメントホテル事業はこれまでの想定を大きく超えた事業拡大を見込めるようになった。ヘルスケア関連施設開発が事業として本格的に発足したことも踏まえ、計画に織り込んだ。24年8月期は営業利益で前期比91.3%増の85億円(従来の計画は35億円)、純利益は同2.4倍の50億円(同20億円)を計画する。売上高は同60.9%増の600億円の見込みで、年間配当予想は120円(同60円増配)に設定した。26年8月期の業績目標は未定とした。23年8月期の連結決算は、売上高が前の期に比べ79.4%増の372億8200万円、最終利益が同2.0倍の20億5000万円だった。

■クスリアオキ <3549>  9,124円  +569 円 (+6.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 クスリのアオキホールディングス<3549>が続急伸している。3日の取引終了後、11月20日を基準日として1株を3株に株式分割するほか、それに伴い期末配当予想を16円から5円50銭に修正すると発表しており、実質増額となる予定であることが好感されている。同時に発表した第1四半期(5月21日~8月20日)連結決算は、売上高1074億3900万円(前年同期比17.1%増)、営業利益66億6000万円(同48.8%増)、純利益47億8900万円(同15.6%増)と大幅増益となり、これも好材料視されている。既存店の改装を中心に生鮮食品などの品揃えを強化したほか、ドラッグストアを9店舗、ドラッグストア併設調剤薬局15局を新規に開設した。なお、24年5月期通期業績予想は、売上高4100億円(前期比8.2%増)、営業利益178億円(同16.4%増)、純利益130億円(同5.5%増)の従来見通しを据え置いている。

■ライフネット生命保険 <7157>  932円  +15 円 (+1.6%)  11:30現在
 ライフネット生命保険<7157>が朝安後に切り返した。3日の取引終了後、旧村上ファンド系の投資会社エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが、ライフネットの株式の買い増しを続けていることが明らかとなり、これを思惑視した買いが株価を下支えした。同日に財務省に提出された変更報告書によると、エフィッシモの保有割合は16.86%から17.12%に上昇した。保有目的は純投資。報告義務発生日は9月27日となっている。

■ウエルシア <3141>  2,553円  +33.5 円 (+1.3%)  11:30現在
 ウエルシアホールディングス<3141>、マツキヨココカラ&カンパニー<3088>、ツルハホールディングス<3391>、コスモス薬品<3349>、スギホールディングス<7649>などドラッグストア大手が全般相場軟調のなか逆行高となっている。クスリのアオキホールディングス<3549>が3日の取引終了後に発表した第1四半期(5月21日~8月20日)連結決算が、売上高1074億3900万円(前年同期比17.1%増)、営業利益66億6000万円(同48.8%増)と大幅増収増益となったことが刺激材料となっているようだ。また、クスリアオキは11月20日を基準日として1株を3株に株式分割するとあわせて発表しており、ツルハHDやコスモス薬品は株価が1万円を超えていることもあって、株式分割への思惑も働いているようだ。

■オービック <4684>  22,660円  +215 円 (+1.0%)  11:30現在
 オービック<4684>は7日ぶりに反発した。4日付の日本経済新聞朝刊は「オービックの2023年4~9月期の連結営業利益は、前年同期比15%増の350億円強になったようだ」と報じた。株価は直近で調整色を強めていたとあって、押し目買いを誘う要因となったようだ。報道によると、主力の統合基幹業務システム(ERP)の販売が伸長したほか、インボイス制度への対応で、中小企業からシステム改修などの需要が増えたという。通期の業績予想は据え置く公算が大きいと伝えている。

■伊勢化学工業 <4107>  8,500円  +80 円 (+1.0%)  11:30現在
 伊勢化学工業<4107>が堅調。岸田首相が3日、首相官邸で開いた東京GX(グリーントランスフォーメーション)ラウンドテーブルで、日本発の「ペロブスカイト型」の次世代太陽電池について、2025年に市場投入を目指す考えを表明した。主な原料となるヨウ素を生産する伊勢化に対しては、思惑的な買いを誘う格好となったようだ。全体相場が調整色を強めるなか、関連銘柄ではフジプレアム<4237>や星光PMC<4963>が底堅く、K&Oエナジーグループ<1663>は朝安後にプラスに転じる場面がある。

■アダストリア <2685>  3,095円  -150 円 (-4.6%)  11:30現在
 アダストリア<2685>が反落している。3日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高で、既存店売上高は前年同月比0.4%増と小幅ながら19カ月連続で前年実績を上回ったものの、7月の同19.3%増、8月の同11.2%増に比べて伸び率が鈍化していることが売り材料視されているようだ。月を通し前年と比較して気温が高く、中旬まで夏物が販売の中心となった。秋物商品の立ち上がりは緩やかだったものの、月末にかけて秋物への移行が進んでいるという。なお、全店売上高は同2.4%増だった。

■日経レバ <1570>  17,815円  -705 円 (-3.8%)  11:30現在
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が大きく売り優勢となり、1万8000円台を割り込んだ。1万7000円台をつけるのは今年6月1日以来で約4カ月ぶりとなる。前日の欧米株市場が全面安で、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅安。米長期金利の上昇を嫌気して売りが止まらない状況で、東京市場でもその影響を受けている。そのなか日経平均に連動する仕組みで組成されたETFで価格変動率が2倍の日経レバは、全体波乱局面で押し目買いの動きが出やすく売買が活発化している。信用取組は直近データで買い残が大幅増加する一方、売り残の減少が顕著となっていた。目先強気に傾いていたが、思惑とは逆の値動きとなっている。

■良品計画 <7453>  1,778.5円  -69.5 円 (-3.8%)  11:30現在
 良品計画<7453>が3日続落している。3日の取引終了後に発表した9月度の国内売上高情報で、直営既存店とオンラインストアを合わせた売上高は前年同月比0.7%減となり、小幅ながら4カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。全面リニューアルしたスキンケアなど、秋冬の新商品を投入したものの、厳しい残暑が続き、長袖の婦人シャツやニット、寝装具などの販売動向が鈍かった。なお、直営全店とオンラインストアを合わせた売上高は同10.5%増だった。

■トヨタ自動車 <7203>  2,510円  -95 円 (-3.7%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>が下値模索の動きを強めており、きょうは前日比4%安の2500円まで売り込まれる場面があった。世界的な株安局面で前日の米国株市場でも景気敏感株からハイテク株に至るまで幅広くリスク回避目的の売りが噴出、東京市場でも日経225種採用の主力銘柄群の下げ足が止まらない。そのなか、断トツの時価総額を誇る同社も全体下げ相場を象徴する形で売りがかさんでいる。足もとでドル買いの動きが急速に進行し、一時1ドル=150円台に入る円安に振れたが、為替感応度の最も高い同社株に追い風材料として機能していない。同社の24年3月期の想定為替レートは1ドル=125円で、実勢は約25円も円安水準にあることから、輸出採算改善による大幅な利益上乗せが期待されるところ。しかし、一方で中国景気の急減速懸念などを背景に自動車販売が数量ベースで停滞する可能性もあり、押し目買いの動きは限定的となっている。

■東京エレクトロン <8035>  19,395円  -580 円 (-2.9%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>が3日続落、下値模索の動きを続けている。半導体市況の軟化が嫌気されるなかも同社株は5月中旬以降下値切り上げ波動を維持していたが、ここにきて下値リスクが再び意識されている。1万9400円近辺に位置する26週移動平均線をサポートラインに下げ止まるかどうかが注目されるが、外部環境的には向かい風が強い。前日の米国株市場では米10年債利回りの上昇を背景にNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも大きく下げたが、ここ上昇基調にあった画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が売られたのをはじめ半導体セクターの軟調ぶりが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2%を超える下げとなった。東京市場でもこれを受けて同関連株への見送りムードが強まっている。

■東亜建設工業 <1885>  3,580円  -95 円 (-2.6%)  11:30現在
 東亜建設工業<1885>は続落。3日の取引終了後、連結子会社である信幸建設で、従業員による架空発注などの不正行為があったと開示した。ガバナンス(企業統治)面での問題発覚を懸念した売りが出たようだ。特定の工事下請け業者と共謀し、水増しまたは架空発注を行い、発注額の一部を着服していたという。現在判明した不正行為は複数年にわたり、総額で約7億円。外部の弁護士を委員長とする社内調査委員会による調査を進めている。24年3月期第2四半期の決算発表は11日10日の予定で変更はないものの、調査状況により変更する場合は開示する方針。業績についても影響は限定的としつつ、開示すべき事項が発生した場合は速やかに公表するとした。

■ファーストリテイリング <9983>  31,490円  -490 円 (-1.5%)  11:30現在
 ファーストリテイリング<9983>が3日続落している。3日の取引終了後に発表した9月度の国内ユニクロ売上速報で、既存店とEコマースを合わせた売上高が前年同月比4.6%減と3カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。月前半は夏物商品の販売が好調に推移し既存店売上高は増収となったが、月後半は気温が高く推移したことで、秋冬商品の販売に苦戦した結果、全体の既存店売上高は減収となった。なお、客単価は同2.3%増だったが、客数は同6.8%減となった。

■エービーシー・マート <2670>  2,659円  -19.5 円 (-0.7%)  11:30現在
 エービーシー・マート<2670>が続落している。3日の取引終了後に発表した9月度概況で、既存店売上高は前年同月比19.3%増と19カ月連続で前年実績を上回ったものの、全般相場下落でツレ安する格好となっている。天候が比較的良好だったことから、都心部路面店や商業施設、ショッピングセンターの売り上げが好調に推移した。商品別では、販促を強化したアイテムを中心に、秋物の新作スニーカーやアパレルが好調だった。なお、全店売上高は同19.2%増だった。

■ニトリホールディングス <9843>  15,755円  -90 円 (-0.6%)  11:30現在
 ニトリホールディングス<9843>が7日続落している。3日の取引終了後に発表した9月度の月次国内売上高で、既存店売上高は前年同月比2.1%減となり、2カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気されている。テレビCM効果や生活応援キャンペーンなどにより、キッチン用品、ベッドルーム家具の売り上げが好調に推移したものの、気温の高止まりの影響もあって客数が同8.0%減と落ち込んだことなどが響いた。なお、全店売上高は同0.2%増だった。

■BBDイニシアティブ <5259>  617円  +100 円 (+19.3%) ストップ高   11:30現在
 BBDイニシアティブ<5259>がストップ高の水準となる前営業日比100円高の617円に買われた。この日、グループ子会社のネットビジネスサポートが、ブラウザの拡張機能を使って右クリックだけで簡単に会社情報の検索やチェックが可能となるサービス「クリックサーチ」の提供を開始したと発表。これが株価の刺激材料となったようだ。ブラウザ画面上の企業名を右クリックするだけで、法人番号やインボイス番号、企業規模、電話番号、ニュースなどを表示。企業の営業部門やマーケティング、経理、購買部門の業務効率化を促す。費用は3つのIDの年間契約で月1万5000円(税別)とする。

■カーメイト <7297>  1,033円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在
 カーメイト<7297>がストップ高の1033円に買われている。3日の取引終了後、東京大学と共同で給電状況の可視化システムを開発したと発表しており、好材料視されている。同社では東京大学、柏市、そのほかの関係機関とともに電気自動車を走行中に給電する技術の開発に取り組んでおり、同社は車載機器と送電コイルの制御装置間の通信技術に携わっている。今回開発した可視化システムは、実験用の車両に搭載された車載機器と、データ処理を行うクラウドサーバー、及びスマートフォンアプリで構成され、走行中の給電状況などのデータをスマートフォンアプリで可視化できるようにしたほか、無駄な電力消費を抑えるよう、送電コイルのON/OFFを指示できるようにしたことが特徴としている。

●ストップ高銘柄
 アクセスHD <7042>  1,421円  +300 円 (+26.8%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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