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【材料】ギグワークスの今期は一転最終赤字の見通し、日本直販の総合プロデューサーに秋元康氏就任へ

ギグワークス <日足> 「株探」多機能チャートより
 ギグワークス<2375>は11日の取引終了後、23年10月期の連結業績予想の下方修正を発表した。これまで2億6000万円の黒字を見込んでいた最終損益は11億5600万円の赤字(前期は2億3200万円の黒字)に転落する見通しとなった。同時に、100%子会社である日本直販の株式の20%を、音楽プロデュースなどを手掛ける秋元康氏の関係者4人に譲渡するとともに、譲渡と同日付で秋元氏が日本直販の総合プロデューサーに就任すると公表した。

 今期の売上高は282億円から260億円(前期比13.4%増)に見通しを引き下げた。予定していた官公庁案件の受注規模が想定を大幅に下回る見通しとなった。また、連結子会社である日本直販の株式に関し、減損処理に伴うのれん償却額などを特別損失に計上。傘下のnexが運営するシェアリングエコノミー事業でも固定資産の減損処理を行った。繰延税金資産の取り崩しも響く。

 年間配当予想はこれまで9円としていたが、今回未定(前期8円)に見直した。23年10月期第3四半期累計(22年11月~23年7月)の連結決算は、売上高が前年同期比24.5%増の199億9600万円、最終損益が9億5600万円の赤字(前年同期は1億8900万円の黒字)となった。ギグワークスは秋元氏らを割当予定先とする第25回新株予約権も発行。希薄化率は最大0.9%という。

出所:MINKABU PRESS

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