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【通貨】豪ドル週間見通し:もみ合いか、8月雇用統計に注目


■伸び悩み、利上げ終了観測で豪ドル買い後退

今週の豪ドル・円は伸び悩み。日豪金利差をにらんだ豪ドル買いが先行したが、豪準備銀行(中央銀行)が3会合連続で政策金利の据え置きを決定し、利上げ終了の見方が広がったことから、豪ドル売り・円買いが優勢となった。ただ、原油高を意識した豪ドル買いも観測されており、週後半は94円を挟んだ水準で推移した。取引レンジ:93円59銭-94円72銭。

■もみ合いか、8月雇用統計に注目

来週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)は3会合連続で政策金利の据え置きを決めた。「最近のデータはインフレ率が目標に戻ることに合致」との評価を維持し、「インフレはピークを過ぎた」との見解を表明した。失業率の上昇見通しは変えていないため、8月雇用統計が注目される。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・14日:8月雇用統計(7月:失業率3.7%、雇用者数増減-1.46万人)

予想レンジ:93円00銭-95円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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