市場ニュース

戻る
 

【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、FRB議長の見解に期待感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      4,388.00(+2.00)
ナスダック100先物  14,838.50(-23.50)


米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は50ドル高。長期金利は強含み、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ。


24日の主要3指数は反落。終盤に下げ幅を拡大する展開でナスダックは4日ぶりにマイナスへ沈み、ダウは373ドル安の34099ドルと2日ぶりに下げた。この日発表された耐久財受注はコア指数が改善し、新規失業保険申請件数は前週より強い内容。それを受けジャクソンホール会合でのパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演はタカ派的トーンになるとの見方から長期金利が緩やかに上昇し、ハイテクは売り込まれた。


本日は底堅い値動きか。パウエル議長が引き締め継続のスタンスを堅持すれば、買いづらい地合いが見込まれる。ただ、実際には「データ次第」を強調する見通しで、想定ほどタカ派的でないと受け止められる可能性があろう。その際には一段の金利高は抑えられ、前日の売りで割安感の生じた銘柄を中心に買いが入りやすい。もっとも、今週の決算発表で業績の伸び悩みが目立った小売などは買いづらく、指数の戻りを弱めるだろう。

《TY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均