【特集】川辺 Research Memo(5):2024年3月期営業・経常増益予想、さらに上振れ余地
川辺 <日足> 「株探」多機能チャートより
■今後の見通し
川辺<8123>の2024年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比7.5%増の13,491百万円、営業利益が9.5%増の135百万円、経常利益が1.3%増の208百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が19.7%減の100百万円としている。引き続き人流回復を見込み、新商品投入や拡販を推進して増収、営業・経常増益予想としている。親会社株主に帰属する当期純利益については前期計上の特別利益剥落などにより減益予想である。同社は、事業環境(為替変動やインフレなどによる個人消費やコスト環境への影響)の不透明感、一部百貨店向け取引業態変更の影響、前期計上のコロナ関連助成金の剥落、成長に向けた先行投資などを考慮して、営業利益と経常利益が小幅増益に留まる見込みとしている。ただし弊社では、インバウンド需要の回復や価格改定効果の通期寄与なども勘案すれば予想に上振れ余地があると考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《YI》
提供:フィスコ