【通貨】外為サマリー:145円60銭台に軟化、米金利の低下が影響
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22日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=145円89銭前後と前日に比べて30銭強のドル安・円高で取引を終えた。米長期金利の上昇が一服したことで日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが縮小し、一時145円71銭まで軟化した。
この日の時間外取引でも米長期金利は低下しており、東京市場のドル円相場も弱含みで推移している。また、前日に発表された7月の米中古住宅販売件数が市場予想を下回ったこともドルの重荷となっているようで、午前9時30分過ぎには145円65銭まで下押す場面があった。一方、前日に欧州債利回りが低下したことから、ユーロは対ドルや対円で売りが優勢となっている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0847ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0080ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=157円99銭前後と同1円20銭強のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS