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【材料】ズーム・ビデオは好決算も下落 短期的な成長再加速は引き続き困難との指摘=米国株個別

 ズーム・ビデオ<ZM>が下落。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、売上高も予想を若干上回った。また、ガイダンスも公表し、通期見通しを上方修正している。

 同社のステッケルベルグCFOは「売上高のガイダンス上方修正は法人需要に対する一貫した見解を反映した」と述べていた。また、ビデオ以外の新サービスの牽引力についても言及。「ズーム・フォーンの年ベース売上高は約5億ドルに達し、コンタクトセンターツールの利用は500社を超えた」と言及した。

 好調な決算で時間外で株価は上昇していたものの、通常取引に入って売りが強まっている。アナリストは長期的な成長の見通しについて懸念を示した。「今回の決算は事業環境に変化がないことを考えれば堅調だが、下期に関するコメントでは、オンラインと法人の両事業において、当面はプレッシャーが続く可能性がある。短期的な成長再加速は引き続き困難であろう」と述べていた。

(5-7月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.34ドル(予想:1.05ドル)
・売上高:11.4億ドル(予想:11.1億ドル)
・FCF:2.89億ドル(予想:2.59億ドル)
・法人会員:21万8100件(予想:21万9350件)
・過去12カ月の売上高が10万ドル以上:3672件(予想:3689件)

(8-10月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.07~1.09ドル(予想:1.03ドル)
・売上高:11.2億ドル(予想:11.2億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):4.63~4.67ドル(従来:4.25~4.31ドル)(予想:4.32ドル)
・売上高:44.9~45.0億ドル(従来:44.7~44.9億ドル)(予想:44.8億ドル)

(NY時間10:13)
ズーム・ビデオ<ZM> 64.35(-2.93 -4.35%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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