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【市況】このあと7月分の米中古住宅販売件数 2カ月連続での減少が見込まれる

 このあと日本時間23時に7月分の米中古住宅販売件数が発表される。予想では年率換算で414万件と2カ月連続での減少が見込まれている。

 米住宅市場の需要は底堅いものの、販売在庫の品薄が引き続き影響すると見られている。高金利の環境下のため、低金利時代に購入した住宅保有者からの買い替え需要が低下していることで、市場への出物が少なくなっており、米中古住宅市場は品薄の状態が続いている。価格も記録的な水準に上昇しており、購入希望者も状況を見守っているようだ。

 前回6月に売れた住宅の76%は、市場に出てから1カ月未満で買い手が決まっており、物件が市場に出ている平均期間は18日間となっている。7月も米住宅ローン金利30年物は一時7%を超えており、中古住宅市場の置かれている状況に変化はなさそうだ。

*米中古住宅販売件数(7月)23:00
予想 414万件 前回 416万件

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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