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【材料】C&Gシステムズ---2Qは減収なるも主力のCAD/CAMシステム等事業は増収

C&GSYS <日足> 「株探」多機能チャートより

C&Gシステムズ<6633>は10日、2023年12月期第2四半期(23年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.6%減の20.67億円、営業利益が同29.8%減の1.77億円、経常利益が同19.6%減の2.26億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同18.2%減の1.35億円となった。

CAD/CAMシステム等事業の売上高は前年同期比4.9%増の17.91億円、セグメント利益は同22.6%減の1.54億円となった。IoT分野等への市場拡大として販売強化に取り組んでいる金型・部品製造向け生産・工程管理システム「AIQ」の需要が増加したほか、国内海外ともに半導体・精密電子部品の需要増を背景に2次元/3次元融合型CAD/CAMシステム「EXCESS-HYBRID II」の販売が堅調に推移した。また海外では、東アジアでは韓国において電気自動車(EV)関連の需要が好調に推移し売上が大きく伸長したほか、ASEAN地域ではコロナ禍以降の経済回復に地域差が見られたものの、タイおよび2023年2月に新たに駐在員事務所を開設したベトナムにおいて営業機会の増加に伴い製品販売が堅調に推移した。

金型製造事業の売上高は前年同期比36.9%減の2.75億円、セグメント利益は同56.7%減の0.23億円となった。EVシフトとの兼ね合いにより新機種開発が乏しいことに加え、従来機種のモデルチェンジサイクルの谷間で2022年下期の受注状況が低調に推移したことが影響した。

2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.6%減の41.31億円、営業利益が同31.6%減の3.11億円、経常利益が同31.7%減の3.49億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.9%減の2.08億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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