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【市況】株価指数先物【昼】 NTショートを巻き戻す動き


 日経225先物は11時30分時点、前日比160円安の3万1510円(-0.50%)前後で推移。寄り付きは3万1300円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1380円)を下回る形で、売りが先行して始まった。現物の寄り付き直後には3万1230円まで下落幅を広げたが、中国市場の動向を見極めたいとして、売り一巡後は3万1300円~3万1400円辺りでの保ち合いを継続。その後、注目された中国市場では上海総合が小幅に上昇、ハンセン指数は小幅に下落して始まった。落ち着いた動きで始まったことから終盤にかけてショートカバーに向かわせ、一時3万1630円まで買い戻される場面が見られた。

 日経225先物は、米国株安の影響に加え、中国不動産開発大手の中国恒大集団が米連邦破産法15条の適用を申請したと報じられたことから、中国市場の波乱展開を想定したショートが加わったようだ。しかし、中国市場は無反応だったため、買い戻される格好となった。ただし、これにより3万1550円辺りに位置するボリンジャーバンドの-2σを上回る場面も見られており、ショートカバーは一巡した格好だろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.06倍に上昇した。一時13.98倍と節目の14.00倍を下回ったことから、若干ながらNTショートを巻き戻す動きが入っているようだ。

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