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【材料】ウォルマートが決算受け上昇 食料品が引き続き好調=米国株個別

 ウォルマート<WMT>が上昇。取引開始前に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、ウォルマート本体が好調で既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益、売上高とも予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを上方修正した。

 食料品の売上げが引き続き好調に推移し、一般商品事業も予想よりも好調だった。高所得者層の需要増加の恩恵も受けた。同社のレイニーCFOは、「シェアを拡大しており、価値と利便性の両方において、われわれの価値提案は引き続き支持されている。消費者はまだ消費はしているものの、目は肥えている」と述べた。

 アナリストからは「われわれは明らかに強気ではあるが、同社株はすでに、予想される多くのプラス要因を反映しており、より建設的になる機会を探し続けている。第3四半期のガイダンスは想定範囲内、通期の上方修正は第2四半期の上振れをほぼそのまま反映させている」と述べた。

(5-7月・第2四半期)
・米既存店売上高:6.3%(予想:4.0%)
  ウォルマート:6.4%(予想:4.3%)
  サムズクラブ:5.5%(予想:5.6%)
・1株利益:1.84ドル(予想:1.70ドル)
・売上高:1616.3億ドル(予想:1597.2億ドル)
  米eコマース:24%
  サムズクラブeコマース:18%(予想:20.5%)

(8-10月・第3四半期)
・1株利益:1.45~1.50ドル(予想:1.49ドル)

(通期見通し)
・1株利益:6.36~6.46ドル(従来:6.10~6.20ドル)(予想:6.28ドル)
・売上高:4.0~4.5%増(従来:約3.5%増)

(NY時間09:45)
ウォルマート<WMT> 160.90(+1.64 +1.03%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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