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【市況】7月の米PPI、サービス価格の上昇が全体を押し上げ

 米労働省がこの日発表した7月の米生産者物価指数(PPI)は総合指数で前年比0.8%上昇となり、昨年6月以来、1年1カ月ぶりに伸びが拡大した。サービス価格の上昇が全体を押し上げた。また、食品とエネルギーを除いたコア指数は2.4%上昇している。

 サービス価格は2.5%上昇した一方、財の価格は2.5%低下した。エネルギーは16.8%、食品は0.2%それぞれ低下している。

 世界のサプライチェーン正常化や米国外での需要低迷、消費者の需要が財からサービスへシフトしていることが、この1年において生産者レベルでのインフレ圧力緩和に寄与してきた。しかし、原油価格が上昇しており、また逆風が吹き始めている。

*米生産者物価指数(7月)21:30
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.0%(0.1%から修正)(前月比)
結果 0.8%
予想 0.7% 前回 0.2%(0.1%から修正)(前年比)
結果 0.3%
予想 0.1% 前回 -0.1%(0.1%から修正)(コア・前月比)
結果 2.4%
予想 2.3% 前回 2.4%(コア・前年比)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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