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【材料】サクシード---1Qは2ケタ増収増益、家庭教師事業を除き2ケタ増収増益に

サクシード <日足> 「株探」多機能チャートより

サクシード<9256> は9日、2024年3月期第1四半期(23年4-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比16.2%増の8.52億円、営業利益が同22.1%増の1.56億円、経常利益が同22.4%増の1.56億円、四半期純利益が同20.5%増の0.97億円となった。

教育人材支援事業の売上高は前年同期比37.0%増の3.07億円、セグメント利益は同49.4%増の0.87億円となった。ICT支援員派遣サービスは、教育現場のDXという環境のもとで、地方自治体向けサービスの受注が増加した。また、部活動の運営受託サービスも、学校での部活動が徐々に再開されることにより、売上は増加した。さらに、教員の紹介サービスも、新年度の紹介者数が前年を大きく上回ったことにより、売上は増加した。

福祉人材支援事業の売上高は前年同期比20.6%増の1.63億円、セグメント利益は同36.5%増の0.79億円となった。福祉人材サービスは、介護向け人材サービスの撤退により介護関連の売上高は減少したものの、保育関連の人材紹介サービス及び人材派遣サービスの売上が順調に伸び、前年同期に比べ売上及び利益は増加した。特に、学童施設向け及び障がい児施設向けサービスの売上が前年同期に比べ増加した。

個別指導教室事業の売上高は前年同期比10.8%増の2.69億円、セグメント利益は同24.0%増の0.35億円となった。個別指導教室は、2022年7月に「中川校」、10月に「湘南台校」、2023年2月に「ペンタスキッズセンター北校」、6月に「本厚木校」を開校し、新規校舎の入塾者数が順調に伸び、売上は増加した。一方、新規校舎の開校による事業拡大により、開校のための初期費用及び人件費や広告宣伝費等の運営費用は増加した。

家庭教師事業の売上高は前年同期比14.0%減の1.11億円、セグメント利益は同60.7%減の0.08億円となった。家庭教師サービスは、オンライン型家庭教師サービスの売上は前年同期と比べ増加したものの、対面型家庭教師サービスは会員数の減少や入会金の無料化により、売上が減少した。一方、新規顧客獲得を目的とした広告宣伝費やホームページのリニューアルのためのマーケティング費用等が増加した。

2024年3月期通期の業績予想については、売上高は前期比17.1%増の34.40億円、営業利益は同16.3%増の4.45億円、経常利益は同11.4%増の4.45億円、当期純利益は同10.9%増の2.98億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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