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【通貨】外為サマリー:持ち高調整の動きから一時143円10銭まで伸び悩む

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 9日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円35銭前後と前日の午後5時時点に比べて30銭弱のドル高・円安となっている。

 8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円38銭前後と前日に比べて90銭弱のドル高・円安で取引を終えた。中国の7月貿易統計が低調だったことから世界景気の減速懸念が高まり、流動性の高いドルが選好されるなか一時143円49銭まで上伸した。

 ただ、前日の米長期金利が低下したことがドルの重荷となっており、この日の東京市場のドル円相場は上げ一服商状となっている。また、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策を左右する7月の米消費者物価指数(CPI)の発表を10日に控えていることから持ち高調整の動きが出やすく、午前9時30分過ぎには143円10銭まで伸び悩む場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0958ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=157円09銭前後と同5銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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