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【通貨】今日の為替市場ポイント:米国経済の持続的成長への期待でドルは下げ渋る可能性

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

28日のドル・円は、東京市場では141円07銭から138円07銭まで下落。欧米市場では138円85銭から141円18銭まで反発し、141円17銭で取引終了。本日31日のドル・円は主に141円を挟んだ水準で推移か。米国経済の持続的な成長への期待でドルは下げ渋る可能性がある。

今週は主要な米経済指標が発表予定となっており、主要通貨の為替取引についてはそれらの内容が強く意識されることになりそうだ。特に、7月ISM製造業と非製造業の景況指数、7月ADP雇用統計、7月雇用統計が市場予想を上回った場合、金融引き締め長期化の思惑から金利高・ドル高が見込まれる。一方、日本銀行は直近の金融政策決定会合で、金利上昇の抑制を目的に国債を買い入れる指し値オペの水準を従来の0.5%から1.0%に引き上げることを決めた。長短金利を操作するイールドカーブコントロール(YCC)政策の運用柔軟化とされているが、金融緩和策の大幅な修正ではないとの見方もあるため、リスク回避的なドル売り・円買いが急速に拡大する可能性は低いとみられる。

《CS》

 提供:フィスコ

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