【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:ブランジスタは大幅に反発、リアルゲイトが大幅に続落
オンコリス <日足> 「株探」多機能チャートより
<4588> オンコリス 532 +2
3日ぶり反発。核酸系逆転写酵素阻害剤「OBP-601」に関し、ライセンス供与先のTransposon社が新たに進めている「アイカルディ・ゴーティエ症候群」を対象としたPhase2a臨床試験で第1例目への投与が開始されたと発表している。単一群で行われるオープンラベル試験で、欧州の多施設で実施されるという。アイカルディ・ゴーティエ症候群は、小頭症や高度な精神発達遅滞などを呈する遺伝性疾患。
<7388> FPパートナー 4345 +120
大幅に続伸。住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を運営するMFS(東京都千代田区)と業務提携を締結し、マネープランの総合相談サービス「マネードクタープレミア」の店舗でのサービス提供を開始したと発表している。住宅ローンの新規借り入れや借り換えニーズのある顧客にモゲチェックを紹介する。顧客は全国主要銀行の住宅ローンを比較しながら、FPパートナーからの情報提供と併せて検討することが可能になるとしている。
<5532> リアルゲイト 2024 -246
大幅に続落。23年9月期第3四半期累計(22年10月-23年6月)の営業利益を4.91億円と発表している。説明資料によると、前年同期比25.0%増。高稼働に支えられてストック型収入が当初の見込みより拡大したほか、施工によるフロー型収入の受注も増え、利益が拡大した。通期予想は前期比19.0%増の5.10億円で据え置き。進捗率は約96.3%に達しているが、上方修正は見送られた。このため材料出尽くし感が広がり、売り優勢となっているようだ。
<4891> ティムス 316 +6
大幅に3日続伸。26日午後6時30分に急性期脳梗塞を適応症とした治療薬候補「TMS-007」に関する説明動画を配信すると発表している。開発進捗や今後の見通しに関する新たな情報は含まれていないが、医薬品としての可能性について説明する。導出先の米バイオジェン社が25日午後9時に開催した決算説明会では、TMS-007に関する特段の発表はなく、ティムスとしては有効性や安全性などへの懸念は生じていないと認識しているという。
<4479> マクアケ 1054 -2
朝高後、値を消す。23年9月期第3四半期累計(22年10月-23年6月)の営業損益を4.59億円の赤字(前年同期実績0.89億円の赤字)と発表している。事業者と消費者をつなぐ応援購入総額の規模が減少し、赤字が拡大した。通期予想は8.80億円の赤字で据え置いた。ただ、四半期別にみると、第1四半期(1.86億円の赤字)や第2四半期(1.92億円の赤字)に比べ、第3四半期(0.81億円の赤字)は赤字額が半減したことが好感されているようだ。
<6176> ブランジスタ 800 +28
大幅に反発。23年9月期の営業利益予想を従来の4.00億円から6.00億円(前期実績2.55億円)に上方修正している。創業以来過去最高の営業利益を達成する見込みで、連結子会社のブランジスタエール(東京都渋谷区)が提供するサービス「ACCEL JAPAN」が好調に推移している。同サービスは、参画企業が著名タレントの写真・動画を利用できるプロモーションツール。
《ST》
提供:フィスコ