【材料】富士通ゼが急落し年初来安値更新、第1四半期営業赤字・売上高予想の引き下げで失望感
富士通ゼ <日足> 「株探」多機能チャートより
第1四半期は海外向けの空調機事業において、中東や北米向けの前年同期の出荷が高水準となった反動が出たほか、販売代理店の保有在庫が潤沢となったことなどもあって、追加発注が一時的に鈍化した。北米やアジアの販売計画を見直し、上期(4~9月)と通期の売上高予想を下方修正した。為替差益の発生などを踏まえ、上期の経常利益予想は上方修正した。通期の経常利益予想は据え置き、前期比20.5%増の210億円を計画するものの、230億円強とする市場のコンセンサスを下回る水準となっている。
出所:MINKABU PRESS