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【材料】アナリストがIBMの投資判断を「中立」でカバレッジ開始 株価は小幅高=米国株個別

 アナリストがIBM<IBM>の投資判断を「中立」でカバレッジを開始し、目標株価を145ドルに設定した。トランスフォーメーションと人工知能(AI)のビジネスチャンスは先行きの逆風によって相殺されると指摘している。

 同社は年後半のファンダメンタルズ改善を予測しているが、投資家が潜在的なマクロ経済とメインフレームのサイクルの逆風によるリスクを考慮する中で、株価が挑戦的な水準になっているリスクを同アナリストは指摘している。

 生成AIは潜在的なゲームチェンジャーであり、大手コンサルタントからは2030年までに、世界経済に4.4兆ドルを効果をもたらすとの予測も出ている。しかし、同社の場合、少なくとも来年まで売上げへの貢献は期待できず、同社が伝統的なAIへの取り組みで過去に得た結果がまちまちであったことから、投資家はAIにおける同社の牽引力の証拠を確認する必要があると考えていると指摘した。

 IBM株は小幅高。

(NY時間10:02)
IBM<IBM> 132.54(+0.38 +0.29%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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