【通貨】NY為替:ドル続伸、強い米経済指標を受けて追加利上げ織り込む
米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円15銭から144円90銭まで上昇し、144円80銭で引けた。米1-3月期GDP、個人消費確定値が予想以上に上方修正され景気の強さが示されたほか、週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し、労働市場の強さを示す新たな証拠となったため米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げを織り込むドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.0941ドルまで上昇後、1.0860ドルまで反落し、1.0864ドルで引けた。6月消費者物価指数(CPI)速報値が予想以上の伸びとなったため欧州中銀(ECB)の追加利上げを織り込むユーロ買いが優勢となったのち、良好な米経済指標を受けたドル買いに押された。ユーロ・円は157円85銭から157円31銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2667ドルへ上昇後、1.2591ドルまで反落。ドル・スイスは0.8946フランから0.9002フランまで上昇した。
《MK》
提供:フィスコ