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【通貨】外為サマリー:為替介入への警戒感から144円20銭台に伸び悩む

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=144円25銭前後と前日の午後5時時点に比べて20銭弱のドル高・円安となっている。

 28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円48銭前後と前日に比べて40銭程度のドル高・円安で取引を終えた。「ECBフォーラム」でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のタカ派的な発言などを手掛かりに、一時144円62銭と22年11月以来のドル高・円安水準をつけた。

 ただ、前日には円安進行について神田真人財務官が「高い緊張感を持って注視している」と述べたほか、鈴木俊一財務相が「行き過ぎた動きがあれば適切に対応する」との認識を示したことで、この日の東京市場のドル円相場は介入警戒感から上げ一服商状となっている。また、前日に米長期金利が低下したこともドルの重荷となっているようで、午前9時50分ごろには144円20銭台に伸び悩んだ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0907ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=157円34銭前後と同40銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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