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【市況】東京株式(前引け)=反発、米ハイテク株高と円安を追い風に切り返す

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 28日前引けの日経平均株価は前営業日比304円06銭高の3万2842円39銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は6億3994万株、売買代金概算は1兆8027億円。値上がり銘柄数は1581、対して値下がり銘柄数は207、変わらずは44銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方からリスク選好の地合いで日経平均は大きく切り返す展開となった。前日の米国株市場では発表された経済指標がいずれも市場予想を上回ったことで、米景気に対する過度な懸念が後退し市場のセンチメントが改善、ハイテク株中心に買い戻された。これを引き継いで東京市場でも幅広い銘柄にリバウンド狙いの買いが活発化した。外国為替市場で円安に振れていることも追い風材料に、日経平均は一時350円近い上昇を示す場面もあった。値上がり銘柄数は1580あまりに達しプライム市場の86%を占めている。

 個別ではレーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連の主力銘柄が高く、ソシオネクスト<6526>は大幅高。NTT<9432>も商いを膨らませ大きく上値を追った。キーエンス<6861>、ニデック<6594>なども値を上げた。ハニーズホールディングス<2792>が急騰、日本板硝子<5202>も値を飛ばした。半面、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>などが利食われたほか、中外製薬<4519>が軟調。サイボウズ<4776>が大幅安、KLab<3656>も売られた。

出所:MINKABU PRESS

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