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【市況】株価指数先物【昼】 25日線水準までの調整を完了、同線での底堅さを見極めたい


 日経225先物は11時30分時点、前日比280円安の3万2370円(-0.85%)前後で推移。寄り付きは3万2500円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2575円)にサヤ寄せする格好から売りが先行した。売り一巡後は3万2630円まで買い戻されたものの戻りは鈍く、指数インパクトの大きいアドバンテスト <6857> [東証P]が支持線を割り込むなか、ショートが強まった。中盤に下げ幅を広げて一時3万2250円まで売られ、支持線として意識される25日移動平均線水準を捉えてきた。終盤にかけてはリバウンド狙いのロングを誘う格好で下落幅を縮めたが、リバウンド機運は強まらず、25日線での底入れを見極めづらくさせている。

 日経225先物は、予想されていた25日線水準まで下げてきたことで、同水準での底堅さを見極めたいところだろう。アドバンテストは25日線を割り込んだものの、底堅さは意識されている。また、東京エレクトロン <8035> [東証P]は25日線処で踏ん張りを見せているため、ショートを仕掛けづらくさせている。日経225先物も25日線での底固めとなれば、後場はショートカバーに向かう可能性もありそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.43倍に低下した。ただし、ボリンジャーバンドの-1σ水準でのこう着であり、方向感はつかみづらい。

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