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【市況】株価指数先物【昼】 自律反発の域は脱しないが、売り一巡後は短期筋のショートカバーを誘う


 日経225先物は11時30分時点、前日比150円高の3万2820円(+0.45%)前後で推移。寄り付きは3万2570円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2635円)にサヤ寄せする格好で売りが先行した。現物の取引開始直後には3万2330円まで下落幅を広げ、ナイトセッションで付けた安値(3万2350円)を下回る場面も見られた。しかし、売り一巡後は次第に押し目買いが優勢となり、中盤にかけてプラスに転じた。さらにナイトセッションの高値(3万2740円)を捉えてくるとショートカバーが加わり、終盤にかけて3万2870円まで買われた。

 日経225先物は、寄り付き後に下げ幅を広げたものの、グローベックスの米株先物が小幅ながらプラス圏で推移するなか、自律反発狙いの買いが入ったようだ。自律反発の域は脱していないが、オプション権利行使価格の3万2500円、3万2625円、3万2750円、3万2875円とレンジを切り上げてきたため、短期筋のショートカバーを誘う格好となった。ボリンジャーバンドの+1σは3万3200円辺りで推移しており、これを捉えてくる展開は期待しづらいところだが、節目の3万3000円に接近する局面ともなれば、ショートカバーは一段と強まりやすいだろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.47倍に上昇した。一時14.42倍まで低下した後は、25日移動平均線が位置する14.49倍までのリバウンドを見せる場面があった。

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