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【市況】東京株式(前引け)=前日比179円安、解散・総選挙の思惑剥落も嫌気

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 16日前引けの日経平均株価は前日比179円53銭安の3万3305円96銭。前場のプライム市場の売買高概算は6億7764万株、売買代金は1兆9056億円。値上がり銘柄数は855、値下がり銘柄数は894、変わらずは84銘柄だった。

 日経平均株価は下落。前日の米株式市場は5月小売売上高が予想を上回ったことなどを受けて反発した。しかし、高値警戒感が台頭するなか日経平均株価は値を下げて推移した。岸田文雄首相が15日に「今国会での衆院解散は考えていない」と発言したことから、総選挙による株高の思惑が剥落したことも嫌気された。この日は日銀が金融政策決定会合の結果を発表することから、売り一巡後は様子見姿勢も強まった。

 個別銘柄ではアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、ソシオネクスト<6526>といった半導体関連株が軟調。ソニーグループ<6758>やキーエンス<6861>が安く、トヨタ自動車<7203>や三菱商事<8058>が値を下げた。半面、ソフトバンクグループ<9984>やニデック<6594>が高く、キヤノン<7751>が堅調。メルカリ<4385>やカバー<5253>も買われた。

出所:MINKABU PRESS

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