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【市況】東京株式(前引け)=続伸、米CPI通過で買い優勢の地合い続く

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 14日前引けの日経平均株価は前営業日比288円78銭高の3万3307円43銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は7億9413万株、売買代金概算は2兆3324億円。値上がり銘柄数は1121、対して値下がり銘柄数は633、変わらずは80銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が上昇基調を続けたことから、リスク選好の地合いが続いた。発表された5月の米消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍化を指し示すものだったことで安心感が広がった。そのなか、きょうはこれまで相場をリードしてきた半導体関連株に利益確定の売りが出たが、一方で自動車株や鉄鋼株などが買われ全体指数を押し上げている。売買代金は2兆3000億円台と高水準。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が商いを伴い続伸、トヨタ自動車<7203>の上昇も目立つ。三菱商事<8058>、三井物産<8031>など総合商社株も大きく買われた。日本製鉄<5401>も値を上げた。アイティフォー<4743>、SREホールディングス<2980>などが大幅高。半面、売買代金トップのレーザーテック<6920>が軟調、ソシオネクスト<6526>も利食われた。エーザイ<4523>も安い。JPホールディングス<2749>が大幅安、ヤーマン<6630>の下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS

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