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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 3万2000円処での押し目買い意欲は強く、早い段階でショートカバーに向かわせる


 日経225先物は11時30分時点、前日比110円高の3万2350円(+0.34%)前後で推移。寄り付きは3万1990円と節目の3万2000円を割り込み、シカゴ日経平均先物(3万2100円)を下回って始まった。利食い優勢となるなか、現物の取引開始直後には3万1930円まで売られた。しかし、3万2000円近辺での押し目買い意欲は強く、ショートカバーも加わり、3万2300円を回復。買い一巡後は3万2200円処で強弱感が対立する場面も見られたが、終盤にかけて上げ幅を広げた。

 日経225先物はナイトセッションで3万2570円まで買われ、その後下げに転じたことから利食い優勢で始まったが、押し目買いが活発でプラス圏に切り返した。3万2000円割れからの調整幅が限定的だったため、早い段階でショートカバーに向かわせている。ランチタイムでは3万2370円まで買われ、オプション権利行使価格の3万2385円に接近してきた。この権利行使価格を上回ってくると、3万2500円の行使価格とのレンジに入るため、ナイトセッションの高値を捉えてくる動きが意識されやすく、ヘッジ対応に伴うショートカバーが強まりそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.54倍に上昇した。一時14.56倍まで切り上がっており、昨年8月高値の14.58倍に接近している。

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