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【通貨】外為サマリー:米格下げリスクが意識され一時138円80銭台に下押す場面も

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 25日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=139円40銭前後と前日の午後5時時点に比べて75銭程度のドル高・円安となっている。

 24日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=139円47銭前後と前日に比べて90銭弱のドル高・円安で取引を終えた。米金融引き締めの長期化観測などから米長期金利が上昇したことがドルの支援材料となり、一時139円48銭と約半年ぶりのドル高・円安水準をつけた。

 この日の東京市場のドル円相場は、朝方に138円80銭台まで下押す場面があった。格付け会社のフィッチ・レーティングスが米国の格下げの可能性を示唆したことが伝えられ、リスク回避のドル売りが出たようだ。ただ、フィッチは米政府の資金が底をつく恐れがある「Xデー」より前に妥協すると予想しており、その後はドルが切り返し。きょうはゴトー日(5のつく日と10のつく日)で国内輸入企業などのドル需要が意識されやすいこともあり、149円40銭台に値を戻している。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0750ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0030ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=149円86銭前後と同35銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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