【市況】【市場反応】米4月新築住宅販売件数/5月リッチモンド連銀製造業指数/製造業PMI、ドル買い後退
米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより
米商務省が発表した4月新築住宅販売件数は前月比+4.1%の68.3万戸と予想66.5万戸を上回り昨年3月来で最高となった。3月分は68.3万戸から65.6万戸へ下方修正された。新築住宅が住宅市場に占める割合は小さいが、契約時点での統計となるため先行指標として注目される。
同時刻に発表された米5月リッチモンド連銀製造業指数は-15と、4月-10から改善予想に反し悪化。5か月連続のマイナス。
事前に発表された5月製造業PMI速報値は48.5と、予想外に4月50.2から50割れの活動縮小となった。一方、5月サービス業PMI速報値は55.1と、4月53.6から低下予想に反し上昇し1年ぶりの高水準となった。4カ月連続で50を上回った。総合PMI速報値は54.5と、4月53.4から低下予想に反して上昇しやはり1年ぶり高水準。
強弱まちまちの結果で米国債相場は下げ止まり。ドル買いも一段落し、ドル・円は138円91銭から138円50銭へ反落。ユーロ・ドルは1.0763ドルから1.0788ドルまで反発した。
【経済指標】・米・5月リッチモンド連銀製造業指数:-15(予想:-8、4月:-10)・米・4月新築住宅販売件数:68.3万戸(予想:66.5万戸、3月:65.6万戸←68.3万戸)・米・5月製造業PMI速報値:48.5(予想:50.0、4月:50.2)・米・5月サービス業PMI速報値:55.1(予想:52.5、4月:53.6)・米・5月総合PMI速報値:54.5(予想:53.0、4月:53.4)
《KY》
提供:フィスコ