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【材料】リソルホールディングス---23年3月期は増収、期末配当の実施を発表

リソル <日足> 「株探」多機能チャートより

リソルホールディングス<5261>は11日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比5.5%増の220.61億円、営業利益が同52.7%減の3.24億円、経常利益が同76.1%減の1.87億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同52.5%増の7.22億円となった。

ホテル運営事業部門の売上高は前期比104.2%増の75.21億円、経常損失は11.54億円(前期は20.59億円の損失)となった。「全国旅行支援」・インバウンドの水際対策緩和等により徐々に稼働率・客室単価が改善する中、女性客・観光客に選ばれる“ツーリストホテル”への転換を目指したサービスや品質の向上に取組んだ。また、中長期滞在に対応した新たなシリーズの開業準備を進め、2023年4月1日に「ホテルリソルステイ秋葉原」を開業した。

ゴルフ運営事業部門の売上高は前期比3.6%増の60.93億円、経常利益は同8.4%増の6.87億円となった。ゴルフコースに隣接した眺望抜群のヴィラでプライベート空間と開放感が同時に楽しめる“フェアウェイフロントヴィラ”事業において、「瀬戸内ゴルフリゾート」でヴィラ7棟の営業を開始した。さらに、東急不動産から譲渡された、4つのゴルフ場(関西CC、三木よかわCC、望月リソルGC、有田リソルGC)の運営を開始した。

リソルの森(CCRC)事業部門の売上高は前期比18.7%増の34.90億円、経常利益は同223.9%増の1.85億円となった。様々なコースメンテナンス改善やコース改良を重ねることで顧客からの評価が良化し、客単価が大幅に上昇するとともに来場者も順調に推移した。リゾートエリアに滞在しながらゴルフを愉しむ「ゴルフ&ステイ」の利用が大幅に増加し、ゴルフ会員権販売も好調に推移した。

福利厚生事業部門の売上高は前期比0.9%増の8.74億円、経常利益は同91.6%減の0.02億円となった。アフターコロナにおいての人材確保やワークエンゲージメントを高めるため、福利厚生制度の見直し提案と健康分野の商品造成に注力した。また、オンラインサービス拡充、LINEやスマホアプリでの利用促進等で会員の利便性向上に努めた。

再生エネルギー事業部門の売上高は前期比93.0%減の1.25億円、経常利益は同92.1%減の0.49億円となった。売電事業については、旧福島石川カントリークラブ内の未利用地において、新規の太陽光発電設備の開発を推進し、東北電力との間で15MW及び1.3MWの2案件について、送電線の増強工事の契約を締結した。自家消費事業については、3つのゴルフ場の駐車場にソーラーカーポートを建設した。

投資再生事業部門の売上高は前期比31.0%減の39.55億円、経常利益は同40.0%減の12.89億円となった。旧ゴルフ場を用途変更し、販売用不動産としてゴルフ場敷地内に開発した「福島石川太陽光発電所第二設備」の信託受益権を一部売却した。また、新規に4つのゴルフ場を取得し、運営施設のバリューアップを図る。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.5%増の235.00億円、営業利益が同331.8%増の14.00億円、経常利益が同538.6%増の12.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.7%増の8.00億円を見込んでいる。

また、同日、2023年3月期の期末配当金について、未定であったが50.00円とすることを発表した。これにより、2023年3月期の1株当たり配当金は、年間で50.00円(前期と同額)となる。

《SI》

 提供:フィスコ

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