【材料】スターバックスは好決算も下落 ガイダンスを据え置き不確実性にも言及=米国株個別
スターバックス<SBUX>が下落。前日引け後に1-3月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。北米が予想を上回ったほか、海外では中国が予想外の増収となった。
第2四半期末の米国と中国の店舗数はそれぞれ1万6044店、6243店で、同社のグローバルポートフォリオの61%を占めている。オートミルクラテのような裁量的なメニューに対して、高価格を払い続ける消費者の回復力を示したほか、外食産業の復活を印象づけている。3月20日に引き継いだナラシマン新CEOにとってはプラス材料となった。
ただ、株価は冴えない反応。今年に入ってから同社株は15%上昇していることもあり、投資家を満足させるには不十分だったようだ。説明会ではガイダンスを据え置き、何度も不確実性に言及していた。
アナリストからは「第2四半期の業績は好調だったものの、下半期のガイダンスは保守的と言わざるを得ない泥臭い内容だった」との声や、「中国市場の予想以上の回復にもかかわらず、通期のガイダンスを再表明し、下半期の成長が多少緩やかになることを示唆した」との指摘も出ていた。
なお、通期の米既存店売上高は7-9%の増収を見込んでいる。
(1-3月・第2四半期)
・既存店売上高:11.0%(予想:7.3%)
北米:12%(予想:9.0%)
海外:7.0%(予想:1.5%)
中国:3.0%(予想:-9.9%)
・1株利益(調整後):0.74ドル(予想:0.65ドル)
・売上高:87.0億ドル(予想:84.2億ドル)
・営業利益率(調整後):14.3%(予想:13.1%)
(NY時間10:13)
スターバックス<SBUX> 105.67(-8.79 -7.68%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
第2四半期末の米国と中国の店舗数はそれぞれ1万6044店、6243店で、同社のグローバルポートフォリオの61%を占めている。オートミルクラテのような裁量的なメニューに対して、高価格を払い続ける消費者の回復力を示したほか、外食産業の復活を印象づけている。3月20日に引き継いだナラシマン新CEOにとってはプラス材料となった。
ただ、株価は冴えない反応。今年に入ってから同社株は15%上昇していることもあり、投資家を満足させるには不十分だったようだ。説明会ではガイダンスを据え置き、何度も不確実性に言及していた。
アナリストからは「第2四半期の業績は好調だったものの、下半期のガイダンスは保守的と言わざるを得ない泥臭い内容だった」との声や、「中国市場の予想以上の回復にもかかわらず、通期のガイダンスを再表明し、下半期の成長が多少緩やかになることを示唆した」との指摘も出ていた。
なお、通期の米既存店売上高は7-9%の増収を見込んでいる。
(1-3月・第2四半期)
・既存店売上高:11.0%(予想:7.3%)
北米:12%(予想:9.0%)
海外:7.0%(予想:1.5%)
中国:3.0%(予想:-9.9%)
・1株利益(調整後):0.74ドル(予想:0.65ドル)
・売上高:87.0億ドル(予想:84.2億ドル)
・営業利益率(調整後):14.3%(予想:13.1%)
(NY時間10:13)
スターバックス<SBUX> 105.67(-8.79 -7.68%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美