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【材料】アマゾンは好調な決算も失速 4月のAWSの伸びが鈍化を示す=米国株個別

 アマゾン<AMZN>が下落しており、市場全体の雰囲気を圧迫している。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高、1株利益とも予想を上回った。同社の稼ぎ頭であるアマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)の売上高が予想を上回っている。AWS部門が驚くほど好調で、全体の利益も予想を上回り、同社が不確実な経済を乗り越えていることを示す結果となった。営業利益率も予想以上となっている。ただ、ガイダンスでは第2四半期の売上高見通しは予想を下回った。為替の影響を指摘している。

 ジャシーCEOは「広告事業の業績が機械学習への投資によって恩恵を受けた」と述べた。広告サービスは23%伸び、予想も上回った。

 同社株は決算発表直後に時間外で2桁の大幅高となっていたが、説明会を受けて急速に失速している。4月のAWS事業の成長が第1四半期のペースから5%ポイントほど低下していると述べたことが失望感を誘った模様。顧客は引き続き支出に慎重で、コストの削減方法を模索しているとも語った。

 株価は決算発表後に時間外で一時123ドル付近まで上昇していたものの、その後に急速に戻り売りに押され、現在は107ドル台で推移している。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益:0.31ドル(予想:0.21ドル)
・売上高:1273.6億ドル(予想:1247億ドル)
  AWS:213.5億ドル(予想:210.3億ドル)
・営業利益:47.7億ドル(予想:30.0億ドル)
・営業利益率:3.7%(予想:2.4%)

(4-6月・第2四半期見通し)
・売上高:1270~1330億ドル(予想:1301億ドル)
・営業利益:20~55億ドル(予想:47.4億ドル)

(NY時間09:40)
アマゾン<AMZN> 105.23(-4.59 -4.18%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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