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【材料】マスターカードが急速に伸び悩む 米司法省がデビットカードに関する調査を実施中=米国株個別

 先ほどからマスターカード<MA>が急速に戻り売りを強め、一時下げに転じる場面も見られた。この日は決算発表を受けて買い先行で始まり、一時374.76ドルまで上昇していた。しかし、先ほど米司法省がデビットカードに関する調査を実施中と伝わったことから戻り売りが強まっている格好。

 米司法省が同社のデビットカードのルーティング方法を調査していることが明らかとなった。四半期ごとに規制当局へ提出するの書類によると、同社は先月、シャーマン法第1条および第2条に違反する可能性に関する書類および情報をを求める民事調査請求を同省から受け取ったという。同社は、米国内のデビットカードプログラムと他のネットワークや技術との競合に焦点を当てた調査に協力しているという。

 昨年にも、同社のデビットカードがオンライン決済時のルーティング競争を阻害している可能性があるとして米連邦取引委員会(FTC)が調査に乗り出していた。FTCは過去数年間、加盟店でのデビットカード決済時に他社のネットワーク経由での支払いを制限している可能性を調査している。

(NY時間11:04)
マスターカード<MA> 369.20(+2.44 +0.67%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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