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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 サイバトラス、日立建機、小糸製 (26日大引け後 発表分)

サイバトラス <日足> 「株探」多機能チャートより

 4月26日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 サイバトラス <4498> [東証G]  ★今期経常は31%増で9期連続最高益更新へ
 ◆23年3月期の連結経常利益は前の期比22.1%増の10.6億円に伸びて着地。続く24年3月期も前期比31.5%増の14億円に拡大し、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力の認証・セキュリティ分野でデバイス証明書管理サービスや電子認証サービスの成長が継続するほか、Linux OS「MIRACLE LINUX」のサポートやIoT向けのEMLinux、セキュリティコンサルの契約が増加し、21.6%の大幅増収を見込む。

 大末建 <1814> [東証P]  ★前期経常を25%上方修正、配当も4円増額
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の15.4億円→19.3億円に25.3%上方修正。減益率が43.2%減→28.8%減に縮小する見通しとなった。受注が好調に推移するなか、完成工事高の増加や工事採算の良化に加え、販管費の削減を進めたことが利益を押し上げた。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の60円→64円(前の期は60円)に増額修正した。

 フィードワン <2060> [東証P]  ★前期経常を70%上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の10億円→17億円に70.0%上方修正。減益率が80.3%減→66.4%減に縮小する見通しとなった。畜産、水産飼料ともに販売数量が計画を上回ったことに加え、主原料であるトウモロコシをはじめとした原料価格の上昇が想定より軽微だったことが要因。

 日東ベスト <2877> [東証S]  ★前期経常を4.3倍上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の1億円→4.3億円に4.3倍上方修正。減益率が89.0%減→52.2%減に縮小する見通しとなった。物価高による需要の変化などを受けて売上高は計画を下回ったものの、原材料見直しや各種費用の低減を進めたことで利益は大きく上向いた。

 三重交HD <3232> [東証P]  ★前期経常を50%上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の46億円→69.1億円に50.2%上方修正。増益率が10.0%増→65.3%増に拡大する見通しとなった。売上高が堅調に推移するなか、費用の抑制を進めたことなどが上振れの要因となった。

 jig.jp <5244> [東証G]  ★前期経常を7%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆23年3月期の連結経常損益を従来予想の9.2億円の黒字→9.8億円の黒字(前の期は2.5億円の赤字)に7.1%上方修正し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。ライブ配信事業「ふわっち」が想定より順調に推移したことが上振れの要因。

 野村マイクロ <6254> [東証P]  ★前期経常を22%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も50円増額
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の52.2億円→64億円に22.5%上方修正。増益率が14.1%増→39.7%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。米国で受注した大型案件が想定より進捗したことに加え、超純水製造装置の配管材料の受注が大幅に増加したことが要因。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の100円→150円(前の期は95円)に大幅増額修正した。

 日立建機 <6305> [東証P]  ★今期最終は17%増で2期ぶり最高益更新へ
 ◆23年3月期の連結最終利益は前の期比7.5%減の701億円になったが、続く24年3月期は前期比16.9%増の820億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は北米を中心に建設機械の販売が伸びるほか、コスト増加分の販売価格への転嫁や原価低減を進める方針。

 ジェイテクト <6473> [東証P]  ★前期最終を36%上方修正、配当も8円増額
 ◆23年3月期の連結最終利益を従来予想の250億円→340億円に36.0%上方修正。増益率が20.9%増→64.4%増に拡大する見通しとなった。米国子会社との取引における移転価格税制の調整に伴う法人所得税費用の軽減が上振れの要因となる。
  併せて、前期の年間配当を従来計画の22円→30円(前の期は18円)に大幅増額修正した。

 小糸製 <7276> [東証P]  ★今期経常は39%増益へ、自社株買いも発表
 ◆23年3月期の連結経常利益は前の期比19.9%減の485億円になったが、続く24年3月期は前期比39.1%増の675億円に拡大する見通しとなった。今期は自動車生産台数の回復に加え、国内や北米を中心とした新規受注の獲得などが寄与し、7.2%の増収を見込む。生産性向上や合理化施策の継続も大幅増益に貢献する。
  併せて、発行済み株式数の4.98%にあたる1600万株または350億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

 イチネンHD <9619> [東証P]  ★前期経常を一転4%増益に上方修正・最高益更新へ
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の77億円→91億円に18.2%上方修正。従来の11.8%減益予想から一転して4.3%増益を見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。自動車リース関連事業で契約台数が増加したことに加え、中古車相場が好調に推移し、リース満了車の売却益が大きく膨らんだことが要因。燃料販売で仕入価格が安定したことも上振れにつながった。

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