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【通貨】NY為替:金融システム不安再燃でリスクオフの円買い

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円26銭から133円37銭まで下落し、133円61銭で引けた。米4月消費者信頼感指数が予想を下回り景気減速懸念に長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。また、中堅銀行2行の破綻後、金融システム混乱回避のための支援で、大手行数行が預金した地銀のファーストリパブリックが第1四半期決算で預金の大幅減を明らかにしたため金融システム不安が再燃し、リスク回避の円買いにも拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.1029ドルから1.0964ドルまで下落し1.0973ドルで引けた。金融不安によるドル需要増を織り込むドル買いが優勢となった。ユーロ・円は148円00銭から146円29銭まで下落。リスク回避の円買いが強まった。ポンド・ドルは、1.2442ドルから1.2387ドルまで下落した。英中銀のチーフエコノミスト、ピル氏が英国インフレのいくつかの要因が「一時的」との考えを示し、最近のイベントが一段の利上げ要請を和らげるとするなど、利上げに慎重な考えを示したた
めポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは0.8872フランから0.8928フランまで上昇。

《MK》

 提供:フィスコ

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