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【通貨】NY為替:米経済指標悪化で利上げ観測後退、ドル反落

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円83銭から134円01銭まで下落し、134円24銭で引けた。週次新規失業保険申請件数が予想を上回り労働市場のひっ迫緩和の証拠となったほか4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が改善予想に反し悪化、パンデミックによる経済封鎖直後の20年5月来で最低となったほか、3月景気先行指数や中古住宅販売件数も予想を下回る結果を受け利上げ観測が後退。金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)高官がインフレが依然高すぎで追加利上げを支持する姿勢を維持していることが明らかになり下げ止まった。

ユーロ・ドルは、1.0934ドルまで下落後、1.0989ドルまで上昇し、1.0967ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がインフレが依然高すぎで、闘いにおいてもう少し進む必要がある言及し、追加利上げを織り込むユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は147円54銭から147円02銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2405ドルへ下落後、1.2468ドルまで上昇。ドル・スイスは、0.8968フランまで上昇後、0.8921フランまで下落した。

《MK》

 提供:フィスコ

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