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【通貨】今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇でドルは底堅い動きを維持する可能性

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

17日のドル・円は、東京市場では133円71銭から134円22銭まで上昇。欧米市場では133円75銭から134円57銭まで一段高となり、134円45銭で取引終了。本日18日のドル・円は主に134円台で推移か。米長期金利の上昇を意識してドルは底堅い動きを保つ可能性がある。

報道によると、インド、ロシア両政府は自由貿易協定について協議していることが明らかとなった。インドのジャイシャンカル外相は17日、「通商条約に関する事前協定を結んだと発言した。ロシアのマントゥロフ産業貿易相は、「この通商条約は二国間投資を保証するものだ」と述べている。関係者によるとインドでは3月までにロシアが最大の原油供給国となった。2022年度のロシアからの輸入総額は前年の4倍近く増加した。なお、中国、ロシア、インド、ブラジルなどは貿易取引におけるドル決済を減らしており、中国はEU諸国向けの輸出取引で人民元の使用を推進するとみられている。国際経済におけるドルの影響力は相対的に低下しつつあるようだが、市場参加者の間からは「2023年はこの動きが加速する」との声が聞かれている。

《CS》

 提供:フィスコ

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