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【通貨】外為サマリー:132円50銭台で推移、実質ゴトー日に伴うドル需要は目立たず

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=132円59銭前後と前日の午後5時時点に比べて40銭強のドル安・円高となっている。

 13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=132円58銭前後と前日に比べて50銭強のドル安・円高で取引を終えた。この日に発表された米3月卸売物価指数(PPI)が米3月消費者物価指数(CPI)に続いて下振れし、米国のインフレ鈍化が意識されるなか一時132円02銭まで軟化した。

 米株高を手掛かりに米長期金利が上昇していることでドルは下げ渋っているが、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ継続観測が後退しているとあって戻りは限定的。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁などが利上げ継続を示唆し、ユーロが買われやすくなっていることもドルの重荷となっている。きょうは週末の実質ゴトー日(5のつく日と10のつく日)だがドル需要は目立っておらず、東京市場のドル円相場は132円50銭台を中心に推移している。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1054ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0050ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=146円57銭前後と同25銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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