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【材料】バイク王&カンパニー---1Qは2ケタ増収、リテール・ホールセールともに売上高が増加

バイク王 <日足> 「株探」多機能チャートより

バイク王&カンパニー<3377>は4日、2023年11月期第1四半期(22年12月-23年2月)決算を発表した。売上高が前年同期比12.6%増の78.19億円、営業利益が同77.2%減の0.57億円、経常利益が同83.2%減の1.05億円、四半期純利益が同85.3%減の0.69億円となった。

バイク事業について、同社のリテールビジネスは、今後さらなる成長のエンジンとなるため、バイクの仕入においてより需要の高い高市場価値車輌の確保を継続している。しかし、仕入台数の確保に注力し在庫確保に努めたが、一部仕入価格に上振れが発生した。なお、足元においては現状の相場状況を踏まえたより厳格な原価管理の徹底を進めており、この課題は改善傾向にある。その結果、リテールにおける販売では、前期に新規出店、移転 ・増床した店舗の影響により販売台数は前年同期より増加した。一方、車輌売上単価(一台当たりの売上高)においては、排気量構成の変化により前年同期を下回った。ホールセールにおいては、オークション市場が堅調に推移し販売台数は前年同期よりやや増加した。また、車輌売上単価(一台当たりの売上高)においては、高市場価値車輌の中でもより需要が高い車輌を販売し、前年同期より大幅に上昇した。これらの結果、販売台数ならびに車輌売上単価(一台当たりの売上高)が、堅調に推移し売上高は増収となったが、平均粗利額(一台当たりの粗利額)は一部仕入価格の上振れにより売上総利益は減益となった。また、店舗の開発状況は、計画 11店舗に対し9店舗の開発が見込めており、順調に推移している。(店舗数:71店舗 2023年2月28日現在)

その他について、長期間にわたってバイクを美しい状態で保てる環境を構築するため、KeePer技研が提供している KeePerコーティングサービスを1月に導入した。また、新たな顧客接点を創出するため、ベアーズと業務提携およびフランチャイズ契約を締結し、同社が提供しているハウスクリーニングサービスを2月に開始した。子会社であるバイク王ダイレクトにおいては、1月に初となる電動モビリティのセレクトショップをオープン、2月に中古バイクパーツ・用品の買取・販売専門店をオープンした。

2023年11月期通期については、売上高が前期比3.0%増の345.00億円、営業利益が同14.9%増の19.00億円、経常利益が同4.8%減の21.50億円、当期純利益が同5.2%減の14.70億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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