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【材料】テスラが4日ぶりに反落 第1四半期の納車台数は過去最高も株価は冴えない反応=米国株個別

 テスラ<TSLA>が4日ぶりに反落。2日に公表した1-3月期(第1四半期)の納車台数が過去最高の42万2875台となった。金利やインフレの上昇に対応した値引きが奏功した。一方、生産台数は44万808台と予想(43万2513台)を下回った。

 ただ、株価は冴えない反応。納車台数は過去最高ではあったものの、値下げにもかかわらず、増加幅は前期比で4%増と僅かに留まり、マスクCEOが今年初めに述べていた需要増加の持続力に疑問を投げかけている。同社はベルリン近郊とテキサス州オースティンの2つの新工場で生産規模を拡大させている。日曜日に報告された数字によると、四半期が終わりに近づくにつれて生産台数に減速が見られ、同社は納車台数よりも約1万8000台多く製造している。

 アナリストは「納車台数を上回る過剰生産が続くと、価格弾力性と需要の弱さについての議論が続くだろう」と述べている。

(NY時間09:34)
テスラ<TSLA> 202.09(-5.37 -2.59%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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