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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 日経225先物は2万8000円回復でロングが強まるなか、半導体株の軟化でやや神経質に


 日経225先物は11時30分時点、前日比210円高の2万8010円(+0.75%)前後で推移。寄り付きは2万7950円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7940円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。その後、ショートカバーを交えたロングが強まり、一時2万8130円まで買われた。買い一巡後は2万8030円~2万8130円辺りでのこう着となったものの、2万8000円を上回って底堅い値動きを継続している。

 ただし、政府は国際的な安全保障をめぐる環境が厳しくなる中、先端半導体の製造装置23品目の輸出管理を厳しくする措置を新たに行うと発表。これを受けて東京エレクトロン <8035> [東証P]など半導体関連株の一角が急速に売られ、日経225先物は終盤にかけて2万8000円を下回る場面が見られた。

 半導体関連株の弱い値動きの影響でロングを解消する動きがあったようだが、ランチタイムでは2万8000円水準で底堅い値動きで推移している。報道を受けて同関連株にはアルゴリズムのトレードが発生したこともあり、ショートカバーが入るかを見極めたいところだろう。節目の2万8000円回復で、いったんは達成感が意識されやすいほか、日経平均構成銘柄の入れ替えに伴う需給要因もあり、後場は2万8000円水準でのこう着感が強まりそうだ。


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