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【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:セルシードは大幅に3日続落、アクシスCが一時ストップ高

エニマインド <日足> 「株探」多機能チャートより

<5027> AnyMind 1009
公開価格(1000円)と同額の1000円で初値を付けた。会社設立は19年12月26日。主な事業は企業向けマーケティング支援、パブリッシャーやクリエイター向けの収益化支援など。23年12月期の営業利益予想は前期比916.1%増の3.09億円。デジタルマーケティングに加えて生産管理支援などのD2Cプラットフォームが好調に推移するほか、ウェブメディア運営事業者などにソリューションを提供するパートナーグロースが伸び、大幅増益に寄与すると見込む。

<7776> セルシード 577 -100
大幅に3日続落。目立った売り材料は出ていないが、商いを伴って値を下げている。セルシード株は温度応答性細胞培養器材製品の米食品医薬品局(FDA)のメディカルデバイスマスターファイル登録や会社計画を上回った22年12月期の営業損益発表などの材料をこなしながら徐々に水準を切り上げ、24日には昨年来高値まで急伸していた。ただ、高値更新後は利益確定売りが続いているほか、短期筋の値幅取りの動きも重なっているようだ。

<9344> アクシスC 3225 +471
一時ストップ高。上場初日の前日に公開価格(1950円)を55.4%上回る3030円で初値を付けた後は利益確定売りに押されていたが、再び投資資金が流入している。アクシスコンサルティングはハイエンドの人材紹介などを手掛けており、23年6月期の営業利益予想は前期比21.6%増の6.09億円。成長期待を背景に直近の新規株式公開(IPO)銘柄の一角として人気を集めている。同日上場のArent<5254>も一時ストップ高まで急伸した。

<9246> プロジェクトC 5140 +225
大幅に反発。システムエンジニアリングサービス(SES)事業のアルトワイズ(東京都千代田区)の株式を取得し、子会社化すると発表している。取得価額は2.37億円で、議決権所有割合は100%。アルトワイズは検索サイトの改修・機能追加やECサイトの機能追加、教育系システムの開発などの実績がある。子会社化でテクノロジー領域に精通したエンジニア人材を拡充し、DX支援の強化を図る。

<2158> FRONTEO 709 +49
大幅に反発。ヘルペスウイルス(HSV)ベクターの構築・機能解析に向け、自然言語処理AIを用いた予測モデル構築に関する共同研究を日本医科大学分子遺伝学研究室と開始したと発表している。FRONTEOが自然言語処理AI技術を用いて論文情報やオープンソースの遺伝子データを解析し、感染性と腫瘍溶解性の同時最適化予測モデルを構築する。日本医科大学は予測結果の実験的検証を行う。

<2937> サンクゼール 4170 +90
大幅に続伸。新規事業として「冷凍食品及び輸入食品を中心とした小売事業」を開始すると発表している。新ブランドは「MeKEL(メケル)」で、冷凍食品とアジアなどの地域の食品を中心とする自社店舗を展開する。郊外型のアウトレット中心の「サンクゼール」、地方のショッピングモール中心の「久世福商店」と差別化し、地方都市のロードサイドを中心に店舗を展開する。
《ST》

 提供:フィスコ

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