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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 下へのバイアス強まらず、後場の日経225先物は2万7200円辺りを挟んでこう着か


 日経225先物は11時30分時点、前日比20円高の2万7200円(+0.07%)前後で推移。寄り付きは2万7200円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7115円)を上回り、買い先行で始まった。開始直後に2万7270円まで買われたが、買い一巡後は戻り売りに押されて軟化し、2万7090円まで下げた。ただし、下へのバイアスは強まらず、終盤にかけて再びロング優勢の動きにより持ち直すと、2万7200円を挟んでの推移を継続。

 米欧の金融システム不安への警戒は根強いが、先週末の米国市場が上昇したほか、グローベックスの米株先物で主要な指数先物がプラス圏で推移していたこともあり、日経225先物はやや買い先行で始まった。買い一巡後は下げに転じる場面も見られたものの、2万7100円を下回る水準での底堅さは目立った。ただし、銀行株の弱い値動きは想定されたことではあったが、東京エレクトロン <8035> [東証P]が2%を超える下落で日経平均株価の重荷となっており、ハイテクの弱さから後場の日経225先物は2万7200円辺りを挟んでこう着が継続しそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.01倍と若干低下している。


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